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2021年4月20日(火)

選択的夫婦別姓 井上氏

国際的流れ 実現早く

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(写真)質問する井上哲士議員=12日、参院決算委

 日本共産党の井上哲士議員は12日の参院決算委員会で、「女性差別撤廃条約」と「選択的夫婦別姓」について政府の姿勢をただしました。

 井上氏は国連女性差別撤廃委員会からも繰り返し勧告を受けている選択的夫婦別姓への認識を質問。茂木敏充外相は「国際的に認めている国が大半で、若い方の賛成がかなり多い。ジェンダー平等や女性のエンパワーメントが社会の活力を生み出す」と述べました。

 井上氏は、外務省が同委員会が日本政府に送った公式文書を2年以上も非公表にしていたことを批判。昨年末、閣議決定された「第5次男女共同参画基本計画」では第4次基本計画に明記され、第5次の政府原案にもあった「選択的夫婦別氏」や「女性差別撤廃委員会」が、「自民党の審査を経て削られた」と指摘しました。内閣府の吉川赳政務官は「与党審査は6回開催された。議論の内容は控える」とし、同委員会の勧告については「文言は盛り込まれていないが、勧告の内容を十分に踏まえて対応していく」と述べました。

 井上氏は二つの文言削除は自民党内の一部の議論を優先し、選択的夫婦別姓を求める取り組みや国会論戦を否定し、同委員会の勧告を無視するものだと批判。選択的夫婦別姓の早期実現を求めました。


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