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2021年4月11日(日)

性被害・困難解決へ

女性議員もっと

オンライン交流

 パリテ・キャンペーン実行委員会など2団体が10日に開いた女性参政権行使75周年記念のオンライン・トークフェス。性暴力や性差別など女性が直面する困難を解決するためにも女性議員を増やし、政策を実現させようと語り合いました。

 「やはり女性議員が必要!」と題したセッションでは、全国女性シェルターネット共同代表の北仲千里さんが「日本のDV対策は国際的な標準から遅れており、法案への要望をまとめて議員に説明したり発信したりしている。DVや性暴力の問題は女性に関心が高い。関心を持つ議員がどの党でも増えてほしい」と発言しました。

 性暴力禁止法をつくろうネットワーク共同代表の周藤由美子さんは、2017年の刑法改正にあたり女性議員有志が連名で一刻も早い成立を求めて要望書を提出したことを紹介。「性暴力被害者のために頼りになる女性議員が落選し、国会からいなくなると心細い。一人でも多く増えればと思う」と話しました。

 女性の労働問題に取り組んできた女性差別撤廃条約実現アクション共同代表の柚木康子さんは、議員などに働きかけてきた結果、昨年の臨時国会で立憲民主党の枝野幸男代表や日本共産党の小池晃書記局長が、条約の実効性を強化する選択議定書の批准を求める質問をするなど変化がみられると報告。同意のない性行為を罪にするよう刑法改正に取り組むスプリング代表理事の山本潤さんは「刑法改正に関心を持つ女性議員が動き、地方議会から要望書を提出する動きもあった。当たり前に性暴力がいけないという認識が広がれば男性、女性問わず解決に取り組んでいけるのでは」と、世論と議会が連携した運動の前進に期待を寄せました。


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