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2021年3月23日(火)

人種差別撤廃国際デー

迷わず非難を 国連事務総長

 国連のグテレス事務総長は、国際人種差別撤廃デー(21日)にあたってのメッセージで、「人種差別については、どこで目にしようと、われわれは留保、躊躇(ちゅうちょ)、条件付けをすることなく非難しなければならない」と強調しました。

 グテレス氏は、昨年は世界各地で人々が通りに繰り出し、人種差別に抗議したことを指摘。「人種差別は根深い地球規模の悪だ」とし、アフリカ系住民への差別、先住民や少数民族への抑圧や不正義、白人至上主義者らの敵対的な見方にあらわれていると警告しました。

 グテレス氏は、若者たちが人種差別とのたたかいの最前線に立ってきたと強調。若者たちの態度や振る舞いは将来の社会の在り方を左右するとして、「若い人たち、教育に従事する人や指導者らに対し、すべての人は生まれながらにして平等だということを世界に教えるよう呼び掛ける」と述べました。


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