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2021年3月4日(木)

JR北海道「減便」廃線やめよ

高橋・武田・はたやま氏ら調査

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員と武田良介参院議員は3日、菅義偉政権がJR北海道に3年間で1302億円の財政支援を決定した問題で、JR北本社(札幌市)から聞き取り、JR北海道研究会や道高教組と懇談しました。はたやま和也前衆院議員、真下紀子道議団長が同行しました。


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(写真)JR側(右列)から話を聞く(左から)真下、高橋、武田、はたやま各氏=3日、札幌市

 道高教組の尾張聡委員長は、留萌本線で高校生の通学を阻む「減便」計画に保護者や自治体首長、道議会で反対の声が上がったと紹介。高橋氏は「減便」や運休で利便性を悪くし、利用が少ないといって廃止に持っていこうとしていると告発。「JRが鉄道運行を放棄することに他ならない」と批判しました。

 JR北の聞き取りで高橋氏は「留萌本線の減便や廃止は経営改善に必要だとしているのか」と迫ると、渡利千春JR北常務らは「自治体、住民の同意も受けて、進めていく」とあくまでも廃線ありきの姿勢を示しました。

 JR北は、毎年100億円の赤字続きの北海道新幹線の札幌延伸にまい進しています。

 高橋氏は、新幹線開業と合わせて札幌駅周辺の3000億円もの巨大開発に関わるJR北に「札幌開業で経営改善になるというが、集客予想など見通しはあるのか」と問うと、JR側は「細かいところはこれから」と言うだけで、まともに答えませんでした。

 JR北海道研究会の小田(こだ)清、小坂直人の両北海学園大学名誉教授、宮田和保・北海道教育大学名誉教授と懇談しました。


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