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2020年11月27日(金)

日弁連・弁政連と共産党懇談

コロナ対策 学術会議 「桜」 ジェンダー平等 外国人支援

多彩なテーマ 意見交換

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(写真)党と日弁連・弁政連との懇談会であいさつする志位和夫委員長=26日、東京都千代田区

 日本弁護士連合会・日本弁護士政治連盟の執行部と日本共産党との懇談会が26日、都内で開かれました。新型コロナウイルス感染症対策、菅義偉首相による日本学術会議会員任命拒否問題、「桜を見る会」疑惑など、多彩なテーマで意見を交わしました。

 同懇談会は弁政連が主催。日弁連から荒中(あら・ただし)会長と15人の副会長、事務総長らがそろい、日本共産党からは志位和夫委員長、小池晃書記局長、田村智子副委員長ら8人の衆参国会議員が参加しました。

 弁政連の村越進理事長は冒頭、「検察庁法改定と学術会議の問題はいずれも、わが国の立憲主義、法の支配、三権分立に関わる重要な問題です。ぜひ、次の衆院選で、共産党の弁護士議員も増やしていただきたい」と期待を語りました。

 日弁連の荒会長は、「コロナによるさまざまなトラブル、制約を受けている人たちに光をあて、日弁連の立場を明らかにして働きかけをしてきた。この過程で、日本共産党の皆様にさまざまなご協力をいただいた」と感謝を表明しました。

 これを受け志位氏は、日本共産党の新型コロナ対策の提言を紹介するとともに、「学術会議の問題をはじめ、検察庁法改定の際にも、みなさんが民主主義を守る立場を表明されてきたことは大変心強い限りです」と語りました。その上で、国政全般について「立法府をないがしろにした政治が目に余ります」と強調。「桜を見る会」をめぐる25日の国会論戦での菅首相の答弁拒否にふれ、「立法府と、その議員を選んだ国民をないがしろにしている。国民主権にとっても切実であり、ここをおおもとからただし、立法府を尊重し、法の支配を大事にする政治を取り戻さねばならないと強く感じています」と表明しました。

 懇談では、新型コロナ対策での困窮者対策や外国人に対する法的支援の拡充など、多彩なテーマについて意見が交わされ、日弁連側から、ジェンダーギャップ解消や選択的夫婦別姓導入に向けての取り組み支援への期待も語られました。

 小池書記局長は、「日本の民主主義、法の支配を守るためにみなさんと力を合わせたい。政治を前に進めるためにもお力添えをお願いしたい」と訴えました。


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