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2020年11月21日(土)

森友文書改ざん予備的調査報告

赤木氏資料存在答えず

野党ヒアリング

写真

(写真)森友問題再検証チームのヒアリング=20日、国会内

 日本共産党と立憲民主党などの野党議員でつくる「森友問題再検証チーム」は20日、衆院調査局が財務金融委員長の求めに応じて実施した「予備的調査」の報告書を9日にまとめたことを受け、ヒアリングを行いました。日本共産党から清水忠史議員が参加しました。

 「予備的調査」は今年4月、野党が、自殺した元近畿財務局職員、赤木俊夫さん=当時54歳=の手記公開を受けて要請したもの。

 財務省は衆院調査局に対し、財務省調査報告書の記載内容資料について、佐川宣寿同省理財局長(当時)や美並義人近畿財務局長(当時)に関係する5文書を初めて開示しました。

 衆院調査局は財務省に対し、赤木さんが作成したとされる、改ざんの経緯などを具体的に示したファイルの提出を求めましたが、同省は「訴訟に関わることであるため回答を差し控えたい」と拒みました。

 野党側は、赤木さんのファイルが存在するのかどうか、裁判が終わったら回答するのかなどと追及。同省は「裁判が係争中で仮定の質問には答えられない」とファイルの存在すら明らかにしませんでした。

 憲法は行政を監視する国政調査権と司法権とが並行して調査することを許していると批判する野党に、同省は「裁判所の判断をあおいでいる。訴訟外での答えは差し控えたい」と繰り返しました。


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