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2020年11月20日(金)

国の主導で検査急げ

倉林議員 PCR大規模・集中的に

参院厚労委

写真

(写真)質問する倉林明子議員=19日、参院厚労委

 日本共産党の倉林明子議員は19日、参院厚生労働委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためにPCR検査を全額国庫負担で実施するよう迫りました。

 倉林氏は、東京・歌舞伎町で大規模・集中的なPCR検査を行った結果、陽性者数が減少したとする政府の資料を示し認識をただすと、田村憲久厚生労働相は「大規模・集中で(PCR検査を)やった後、陽性率が下がり、感染者も減った。こういうのを見習い、全国でクラスターが発生した場合、横展開している」と答えました。

 倉林氏は「クラスターが発生した所にとどめず国主導で大規模・集中的な検査を急いで広げる必要がある」と強調。全国のPCR検査の実施件数が、8月のピーク以降「ほとんど横ばいだ」と指摘しました。厚労省が9月15日に自治体に通知した、医療機関・高齢者施設等へ一斉・定期的な検査を求めた指針をあげ、「検査数が増えないのは自治体が財源を確保できないからだ」と批判。地方創生臨時交付金を使いきった自治体が多いとして、「検査を増やすといってもこれでは踏み出せない。検査費は全額国がみるようメッセージを出すべきだ」と迫りました。

 田村厚労相は「財源も含め、どうすれば各自治体がやっていただけるのか、知事の意見も含め検討する」と答えました。さらに倉林氏は、障害者施設、保育所、学童保育も積極的検査を行うよう要求しました。


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