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2020年10月15日(木)

改憲求める世論はない

自民起草委方針 穀田国対委員長が批判

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=14日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は14日、国会内で記者会見し、自民党が憲法改正原案を策定する起草委員会の初会合を開き、「改憲4項目」を整理し、年内に成案とする方針を決めたことについて、「改憲を求める世論はない」と批判しました。

 穀田氏は、安倍晋三前首相が、2017年5月3日に「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と呼びかけ、4項目を提示したことを指摘。「安倍首相は辞任する際、改憲の『国民的な世論が十分に盛り上がらなかったのは事実』と言ったが、憲法9条をはじめ、“改憲はしてはならない”という世論が高まった結果だ」と強調しました。

 その上で「どの世論調査を見ても、改憲をしてほしいという世論はない。それをこういう形で挑戦するのは、まったく不見識だ。いま憲法問題で議論すべきは、学問の自由が侵されていいのかだ」と指摘。あわせて「憲法審査会の長年のルールや経過をふみにじるやり方は到底許しがたい」と述べました。


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