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2020年10月8日(木)

米価の安定求める

宮城 紙・ふなやま氏とJA懇談

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(写真)JA宮城中央会の高橋会長(手前)と懇談する(左から)ふなやま、紙両氏ら=7日、仙台市

 コロナ禍の需要急減により米価下落が懸念されている問題で、日本共産党の紙智子参院議員、ふなやま由美衆院東北比例予定候補らは7日、JA宮城中央会(仙台市)の高橋正会長、JA古川(大崎市)の佐々木琢磨組合長と懇談しました。

 「震災や異常気象、コロナで厳しい状況だ。政治が手を差し伸べてほしい」と訴えた中央会の高橋会長。「米は過剰基調だが自主的な需給調整はうまくいっていない」と述べ、国が備蓄米を大幅に買い入れるなど「思い切った政策で過剰を解消し、米価が安定するよう、緊急にお願いしたい」と求めました。

 外国人旅行客などの需要減について、高橋氏は「1年ぐらいでは済まず、内需で地方景気を循環させ、みんなで助け合う発想が必要だ」と語りました。

 JA古川の役員からは、取引高で半分以上を占める来年以降の米価格が不安との声が寄せられました。佐々木会長は「後継者づくりにも力を入れてほしい」と求めました。

 紙氏は、再生産が可能な所得保障、農業者戸別所得補償制度などが重要だと指摘。歯止めなき輸入自由化・市場開放による“弱肉強食”の農政を批判し、野党共闘では新自由主義からの転換で一致していると強調しました。

 内藤隆司衆院6区予定候補、大崎市の小沢和悦市議が同行し、市内の農家とも懇談しました。


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