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2020年10月5日(月)

海外サッカー 日本との違いは

海外留学経験者が対談

共産党スポーツ後援会集い

写真

(写真)スポーツ後援会で対談した峯山さん(中央奥)と長井さん(その左)。右端は畑野衆院議員=3日

「自立性を重視」「声あげ権利獲得」

 プロサッカー選手を目指して海外留学した経験を持つ2人が対談しました。3日、日本共産党全国スポーツ後援会が都内で開いた集いでは、茨城県利根町で日本共産党の町議を務める峯山典明さん(43)と、8月に新日本スポーツ連盟の理事長に就任した長井健治さん(40)がサッカー談議に花を咲かせました。

 ブラジルに留学した峯山さんは、選手と指導者が年齢やキャリアの差なく互いに自立し意思疎通する姿を見て、先輩後輩関係に厳しい日本との違いを実感しました。「サッカーでは自立性が一番大事。それがないと選手として成長しない」と峯山さん。日本で指導者を務めるいまは、選手と対等な立場でアドバイスし、選手が自分で考えて成長できるような指導を心がけます。

 峯山さんは「プレーと結び付けて、少しずつ社会の話をしていき、おかしいものはおかしいと言える選手になってほしい」と語りました。

 フランスに渡った長井さんは「クラブでは遠征費や食費、ユニホームは全部お金が出た」と日本に比べてスポーツをする環境が整っていたことを紹介。「権利を主張し、革命の歴史もある国。社会的主張をすることが自然だった」と振り返りました。「スポーツを権利として位置付け、その実現のため活動してきたことに共感して」スポーツ連盟に入ったという長井さん。「日本では政治的な話はアウトとされるけど、スポーツと政治は切り離すことができない」と強調しました。

 集いでは日本共産党スポーツ委員会責任者の畑野君枝衆院議員があいさつ。今回初めてインターネットも使って開催し、福岡、和歌山、兵庫などの参加者が討論に加わりました。


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