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2020年9月28日(月)

敵基地攻撃は憲法破壊

戦争法5年 総がかりオンラインシンポ

 総がかり行動実行委員会は26日、東京都内で行った「戦争法から5年 いのちをまもれ!敵基地攻撃は違憲!総がかりオンラインシンポジウム」をインターネットで配信しました。

 上智大学教授の中野晃一さん、名古屋学院大学教授の飯島滋明さん、「安保関連法に反対するママの会」の長尾詩子さん(弁護士)が問題提起しました。

 中野さんは「菅義偉政権は、憲法を壊し、国民への説明責任も果たさない『安倍なき安倍体制』だ」と指摘。憲法破壊と政権のやりたい放題を許さないためにも、「私たちの手で政権の正体を示し、市民と野党が掲げる命を守る選択肢を提示することが必要だ」と強調しました。

 飯島さんは、安倍前首相が談話で提起した「敵基地攻撃能力の保有」論について、政府の従来の見解からも逸脱し、戦争法と結びついてアメリカと一体の戦争に踏み込む危険があると指摘。「軍事費のさらなる増大にもつながる。コロナ禍で政治は命を守る対策をとれと求めていこう」と呼びかけました。

 長尾さんは、国会前で多くのママが声をあげ続けたのは「総がかり行動実行委員会が一つになって行動を続けてきたからだ」と語りました。女性が声をあげることに対する不当な攻撃などもありながら、「自分たちの地域で『会』の取り組みが展開していった」と紹介。「平和で、ジェンダー平等を含む多様性を認め合う、命を大切にする、分断のない社会を子どもたちに残したい」と話しました。


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