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2020年9月26日(土)

「地球を守れ」学生ら

宮城

 宮城県多賀城市の「世界気候アクション0925イン多賀城」は25日、学生らが中心となってJR多賀城駅前で行動しました。

 強い雨をついて、65人が「気候危機を考えよう」「声をあげよう」「脱炭素社会へ」と書いた手製のプラカードを掲げ、市民にアピールしました。

 隣接する仙台市宮城野区で2017年から石炭火力発電所「仙台パワーステーション」が稼働している多賀城市。住民が反対運動を展開し、10月28日には仙台地裁で差し止め訴訟の判決が出ます。

 訴訟原告団の長谷川公一団長と日本共産党の大内真理県議がマイクを握り、参加者たちが「多賀城の空を汚すな」「命を守れ」「地球を守れ」「差し止め判決を勝ち取ろう」と力強く唱和しました。

 「気候変動の原因は二酸化炭素だと分かっているのに、石炭火力発電所を増やそうとするのは、人々の命を軽視したものです」と気候危機を訴える学生グループ「Fridays For Future Sendai」の男子学生(東北大学3年)。「環境を顧みない政府にノーを突き付ける力になれればと思って、参加しました」と話しました。

大分

 気候変動の危機を訴えて、FFF(Fridays For Future)大分は25日、大分市のJR大分駅前で世界気候アクションに取り組みました。立命館アジア太平洋大学(別府市)の学生ら10人が自身の思いや願いを記したプラカードを掲げ、道行く市民にアピールしました。

 プラカードに「地球だって生き物」と書いた男性(20)は「気候変動から地球を守るよう国や県の政治家に呼びかけたい。市民のみなさんには、一人ひとりの行動は小さくても集まれば結果は大きいとアピールしたい」と話しました。

 女性(18)は、オーストラリアの森林火災で「私たちの何気ない日常が多くの動物を犠牲にしたことを知り、手遅れになる前に行動しなければと思った。今日はオンライン授業でつながれなかった先輩や友だちと会えてうれしい」と笑顔で話しました。


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