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2020年9月15日(火)

菅氏では希望ない

BS朝日「激論!クロスファイア」 山添議員が出演

 日本共産党の山添拓参院議員は13日放送のBS朝日番組「激論!クロスファイア」に出演し、安倍政権の総括や新政権などについて各党議員らと議論しました。


 山添氏は安倍政権の7年8カ月を振り返り、「安倍首相の辞任表明は深刻な政治の行き詰まりの結果で、その打開策も示せなかった」と述べました。立憲民主党の長妻昭代表代行は「安倍政権には『負の遺産』が相当ある」と述べ、「(自民党総裁選候補の)菅義偉官房長官はそれを引き継ぎ隠し持つ」と批判しました。

 番組では朝日新聞が実施した世論調査で安倍政権を「評価する」が7割を超えたことを紹介。山添氏は毎日新聞や共同通信の世論調査では政治姿勢の変化を期待する声が多いことを示し、「多くの国民がコロナ禍で政治の変化を求めている。『安倍政権継承』と言っている菅氏ではこの先の希望は見いだせない」と批判。安保法制=戦争法や2度の消費税増税など個々の政策についてはその都度反対の世論が上回ってきたと指摘し、「世論が安倍政治を歓迎してきたわけではない」と語りました。

 山添氏は、菅氏が「自助・共助・公助」を目指す社会像に掲げていることについて「自己責任の押し付けだ。新自由主義的なやり方ではだめだということがコロナ禍での重大な教訓ではないか」と批判。保健所や病院の逼迫(ひっぱく)の背景には「公助」を弱めてきた自民党政治があると述べました。

 消費税増税について問われた自民党の平沢勝栄広報本部長は「菅さんはそう(増税)だと思う。私も将来的に消費税は上げざるを得ないと思う」と述べました。


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