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2020年7月31日(金)

国の不当な線引き断罪

被爆者救済 直ちに

「黒い雨」判決 志位委員長が会見

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(写真)記者会見する志位和夫委員長=30日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は30日、国会内での記者会見で、広島への原爆投下直後の放射性物質を含む「黒い雨」を浴びながら国の援護対象外とされた84人が起こした「黒い雨」訴訟での広島地裁による原告全面勝訴の判決(29日)のもとで国がとるべき対応を問われ、被告の広島県・市も含め、「今回の判決を重く受け止め、控訴することなく、直ちに救済の措置をとるべきです」と主張しました。

 志位氏は「長い裁判で、すでに亡くなった方もいる」としつつ、「今回の判決は、大雨の地域しか対象にしない国の不当な線引きが断罪されたもので、全体を救済の対象とし、内部被ばくも考慮しなければいけないという、かなり踏み込んだ画期的な内容です。政府の長年の対応が断罪されたものです」と強調しました。

 その上で、「たたかってきた原告のみなさんに敬意を表したい」と述べました。


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