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2020年7月30日(木)

布マスク発送やめよ

野党要求に政府「持ち帰り検討」

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(写真)新型コロナウイルス感染実態解明の野党合同ヒアリング=29日、国会内

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は29日、国会内で新型コロナウイルスの感染実態解明の野党合同ヒアリングを行い、政府が30日から介護施設などを対象に追加配布しようとしている布マスク(「アベノマスク」)約8000万枚の発送を止めるよう求めました。政府の担当者は「持ち帰って検討する」と述べました。

 既に市販のマスクが店頭に並んでいますが、政府はマスクの需要抑制効果があることを理由に追加配布を行おうとしています。ヒアリングでは、野党の追及に、政府の担当者は「布マスクは洗濯すると繰り返し使用可能であり、おおむね20回以上使うとすると、使い捨てマスク4億枚に相当するものになり、不織布マスクの需要抑制につながる」などと説明。野党から、介護施設の現場からは布マスクの配布を希望する声は上がっているのかと問われると、政府の担当者は「『直ちに使わないが、今後に備えて備蓄ができるので頂戴したい』との声があった」などと答えました。

 野党は「備蓄に回すのなら、需要抑制効果にはならない」として、あらためて追加配布の中止を訴えました。


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