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2020年7月24日(金)

住まいは人支える原点

奥田氏迎え「ユーチューバー小池」

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(写真)ユーチューブ番組で対談する奥田さん(左画面内)と小池氏=23日

 日本共産党の小池晃書記局長は23日、NPO法人「抱樸(ほうぼく)」理事長で牧師の奥田知志さんをゲストに迎え、「Youtuber小池晃」でライブ配信しました。

 小池氏は、東京都のコロナ感染者が366人と過去最高となったことにふれ、「感染の拡大は深刻。こういう時に安倍政権がGo To トラベル事業などちぐはぐの事業を進めていることは問題です」と述べました。

 学生時代からホームレス支援を行っている奥田氏が中継で出演。コロナ禍で失業増大の危険にふれ「職を失うと同時に家を失ってしまう問題はリーマン・ショックから変わっていない」と指摘。困窮者に支援付きの住まいを提供したいとクラウドファンディング(資金支援)に取り組んでいると語りました。

 小池氏は「民医連で医療活動していた時もホームレスの患者さんには、まず家を探さないといけなかった。住まいを確保することは、人を支える原点になる」と応じました。

 奥田氏は、「世帯主」を対象とする制度では困窮者を救えないと指摘。小池氏は「ジェンダー平等」の視点からも世帯主規定の廃止を提案していると紹介し、改善を求めていきたいと語りました。

 小池氏は、ジョンソン英首相がコロナに感染して社会政策の重要性を指摘した発言にふれ、「コロナ禍で新自由主義の問題点が明らかになった」と強調。奥田氏は、水俣病当事者が「じゃなかしゃば(そうじゃない、しゃば〈世界〉)がほしかよ」と語ったことを紹介し、「お互いが支え合う、新しい社会の形を示したい」と語りました。

 ライブ後半は、コロナ対策や最低賃金、香港問題、野党共闘などについて視聴者からの質問に小池氏が丁寧に回答。最低賃金の目安が示されなかった問題について「安倍首相が引き上げに慎重な発言をしていたことが問題です。景気悪化が深刻な今こそ、中小企業への支援と一体に、最低賃金を引き上げて、内需を温めなければならない」と強調しました。


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