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2020年7月19日(日)

再エネ普及へ転換必要

長野・トークライブ 藤野氏が出演

 今年の冬に深刻な雪不足を引き起こした気候変動の問題で、日本共産党の藤野保史衆院議員は18日、「長野の雪を守れ!」と題したオンライントークライブに出演し、問題の背景や抑制の対策などで意見交流しました。主催は、若者環境団体や国際環境NGOボランティアで構成する「地球にVote!」。

 藤野氏は今年2月、気候変動抑制に取り組む長野県白馬村の高校生と懇談。直後の国会質問で高校生の声を大臣に伝え、対策強化を求めたなどの活動が今回のトークライブ出演につながりました。

 高校生で環境活動家の女性が進行。出演者は気候変動問題への見解や、自身の取り組みを述べました。

 白馬エリアを拠点として気候変動マーチなどに取り組む「POW JAPAN」代表理事・プロスノーボーダーの小松吾郎氏は、現場の写真を示して今年の雪不足を報告。「ここ数年、12月は降らず1月に多く降る現象があった」と振り返りました。

 長野県上田市在住でNPO法人上田市民エネルギーの藤川まゆみ理事長は、福島第1原発事故を機に市民出資型の太陽光発電を普及する活動を紹介。省エネの大切さを訴えました。

 藤野氏は、安倍政権が原発と石炭火力に固執する中、再生可能エネルギー普及に政策を転換する必要性を強調。近年、再エネ技術は大きく蓄積したとして「日本で急速に再エネを普及するには、石炭火力からの撤退や環境保全のルールづくりなど政治がしっかり役割を果たすことが重要です」と語りました。

 また、藤野氏は先の通常国会で、市民の大きな批判により検察庁法改定案を撤回させた件に言及。「主権者が本気で声を上げれば、政治を前に進められる」と述べました。

 気候変動抑制の運動をどう身の回りに働きかけるか議論になり、藤野氏が紹介した「楽しさを大事に」という白馬村の高校生の言葉に出演者が共感を寄せる一幕がありました。


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