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2020年7月17日(金)

米軍関係者と接触のタクシー運転手感染

沖縄 普天間基地新たに2人

赤嶺衆院議員ら外務省に抗議

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(写真)川村大使(左端)に米軍基地の閉鎖や米軍の入国禁止を求める要請書を提出する赤嶺氏(右端)ら=16日、那覇市

 沖縄県は16日、新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)発生の可能性が濃厚な米軍キャンプ・ハンセン(同県金武町など)関係者を乗せたタクシー運転手の80代男性(沖縄市在住)が、新型コロナに感染したことを発表しました。米軍関係者と接触した県民の感染確認は初めてです。

 県は同日、米軍普天間基地(同県宜野湾市)で新たに2人の感染が確認されたことも発表。県内の米軍関係感染者は累計で138人となり、米軍関係者を除く県内の累計感染者149人に迫る勢いで拡大しています。

 同日、日本共産党県委員会の赤嶺政賢委員長(衆院議員)らは、外務省沖縄事務所(那覇市)を訪れて米軍関係者の感染急拡大に抗議しました。沖縄の全米軍基地を直ちに閉鎖し、米軍関係者の入国を禁止することなどを強く要請しました。

 赤嶺氏は、米軍基地の閉鎖や関係者の入国禁止が「感染防止対策として最低限必要なことだ」と迫りました。応対した同事務所の川村裕・特命全権大使は「在日米軍がわが国に駐留することは、日米同盟の抑止力を構成する重要な要素」と繰り返すばかりでした。

 赤嶺氏は、感染防止は、日米同盟とは別の問題だと指摘。パンデミック(世界的流行)のときに「対策に穴をあけてはならない」と反論しました。


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