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2020年7月14日(火)

豪雨被害、共産党議員ら調査

製材機材3000万円損失

岐阜・高山で本村氏

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(写真)浸水した製材所の工場で話を聞く本村議員(右端)ら=12日、岐阜県高山市

 日本共産党の本村伸子衆院議員は12日、記録的な大雨で土砂災害や浸水被害が相次いだ岐阜県高山市に入り、被災状況を調査しました。中川ゆう子県議、上嶋希代子市議、伊嶌明博飛騨地区委員長が同行しました。

 飛騨川と無数河(むすご)川が合流する久々野(くぐの)町では、増水した泥水に流され漁協の建物の一部が屋根から崩壊。漁協の隣の製材所では泥水が工場の中に入り、ヒノキの柱数百本やリフト、木材を切断する機材などが水に漬かりました。

 製材所の男性は「機材だけで被害が3000万円ぐらいある。コロナの影響で持続化給付金を受け取ったところだった。家族の精神的ショックも大きい」と話します。

 朝日町では、増水した川の濁流で市道が200メートル崩落し、集落が一時孤立。秋神(あきがみ)川と西洞(にしぼら)川の合流地点では、浸水した家の畳やがれきを地域の人たちが家の外に運び出していました。

 滝町では土砂災害が多発。山の土砂が流れ込んだ住宅にいた女性は「ドーンと音がして地震かと思って居間から出ると、家中が泥と流木だらけだった。私が居た居間は無傷で運がよかった。死ぬかと思った」と話します。「もうここに住めない」という親族(67)に、住宅の撤去や再建などに県が補助金を出す制度もあると中川議員が説明すると「分かりました」と応じました。

 本村議員は「住宅再建や応急修理への支援をはじめ、漁協や地元材を扱う製材所支援、棚田の復旧、砂防ダムにたまったがれきの早急な除去、川の合流地点の川底掘削、土砂災害危険箇所の対策などを関係機関に求めていく」と話しています。


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