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2020年7月4日(土)

党創立98周年記念の7月 党員拡大の「現勢での前進」はじめ党勢拡大の一大飛躍を

7月3日 「特別月間」推進本部

 新型コロナ感染症の影響が続くなか、全国で奮闘されている同志のみなさんに心より敬意を表します。

「党員も、読者も、前進を」――6月の努力と成果を確信に

 「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」の初動だった6月のとりくみの結果は、党員拡大では、全都道府県で入党者を迎え、第28回党大会以降最高の473人が入党を申し込みました。「しんぶん赤旗」読者の拡大では、日刊紙256人増、日曜版683人増、電子版140人増となり、5月につづいて前進をかちとりました。

 党員拡大は、残念ながら現勢では後退の見通しとなっていますが、全党は、新型コロナへの対応で事実上抑制してきた党員拡大のとりくみを起こすために大きな力を注ぎ、変化をつくりました。それをやりながら、独自の努力を強めて、読者拡大での連続前進をかちとりました。「党員も、読者も、前進を」――この努力と成果は、「特別月間」成功にとってきわめて重要な意味をもつものです。

 6月のとりくみで明らかになったことはなにか。

 第一に、コロナ危機のもとで国民の意識に前向きの変化が起こり、それがわが党の存在と活動、綱領路線と響きあっているということです。新しい「入党のよびかけ」を読んだ方が、「全面的に賛成です。よびかけの中身をもっと宣伝すると、若い人はみんな共産党にきますよ」(学生)、「いま大事なことがすべて書いてありますね。共感できます」(40代女性労働者)などと語って、入党を決意する経験が各地で生まれています。これまで政治と距離を置いていた人々が、「赤旗」紙面に共感し、購読が広がっています。

 第二に、(1)党員拡大は、どの支部、どの党員でもできるとりくみ、(2)対象者をうんと広げ、広く働きかける――二つの「環」(6月20日、都道府県委員長会議での小池晃書記局長の問題提起)の実践が始まったところで変化が起こっていることです。支部会議で結びつきを出し合い、足取り軽く党員拡大にふみだした支部で、「入党の働きかけに失敗はない」ことがつかまれ、党機関が党員拡大の系統的努力の過程に光をあてた援助を強めるなど、二つの「環」の実践に、党大会第二決議が全面的に生かされています。

 第28回党大会以来、全党は、「日本共産党が、党建設で後退から前進に転じる歴史的情勢が生まれている」(第二決議)との認識のもと、コロナ危機という困難ななかでも、党づくりの新しい努力と挑戦を続けてきましたが、こうした努力をつうじて、“どんな条件下でも、惰性を断ち切り、党建設・党勢拡大で前進する”という気概がつちかわれ、発揮されたことも大きな確信です。

7月は「特別月間」成功の正念場――二つの「環」を全支部の運動に

 7月は、「特別月間」の成功にとって正念場となります。

 党員拡大では、すべての都道府県・地区委員会で「現勢での前進」をかちとり、さらに党大会後の後退分を大きくとりもどす月としなければなりません。読者拡大では、連続増勢を維持し、「3割増」への軌道にのせる挑戦となります。党づくりの土台となる改定綱領の読了で、全党的に5割を突破することも重要です。

 とくに、この7月、いかにして党員拡大の飛躍をつくりだすか。カギは、二つの「環」の実践を、全支部の運動へと広げることができるかどうかにあります。党員拡大にとりくんだ支部が約1割、入党を働きかけた方が4千人前後という6月の到達を大きく前進させるならば、「特別月間」の目標達成をきりひらくことは必ずできます。

 そのために、7月15日の党創立98周年記念講演会を跳躍台に、以下のとりくみを強化することをよびかけます。

 ――すべての支部・グループ、党機関、地方議員団が、「特別月間」を提起した6月1日の常任幹部会の「訴え」、コロナ危機のもとでの国民の意識の変化を解明した都道府県委員長会議での志位和夫委員長の発言、新しい「入党のよびかけ」を学習・討議・具体化しましょう。

 ――党員拡大では、支部で目標の5倍、10倍の対象者をあげ、働きかけの計画を具体的に決めて、足取り軽くふみだすことを重視しましょう。何人の対象者をあげるか、何人に働きかけるかの目標を、支部も党機関ももち、独自にそれを追求しましょう。新しい「入党のよびかけ」の読み合わせ、「しんぶん赤旗」夏号外の活用、「集い」の開催を促進しましょう。すみやかに新入党員教育を行い、支部活動に参加してもらいましょう。

 ――党の世代的継承に力を入れ、青年・学生分野での党員と民青同盟員の拡大、労働、市民、女性など各分野での党員拡大の手だてを抜本的に強めましょう。

 ――「しんぶん赤旗」読者拡大は、独自の追求をすすめることが不可欠です。党員拡大の働きかけとむすんで日刊紙の拡大を強めましょう。

 ――改定綱領の読了で5割を突破するとりくみに本気で挑戦しましょう。県・地区に独自の推進態勢をつくるとともに、支部に読了係を置いて促進しましょう。

 ――党創立98周年記念講演会について、党機関も支部も視聴目標を決め、当日の党員拡大も重視しましょう。

 ――党機関が日々到達と支部の活動を掌握し、手だてを講じる臨戦態勢をとりましょう。

 みなさん。解散・総選挙がいつあってもおかしくない時期に来ており、早ければ今年秋の可能性も生まれています。この「特別月間」の目標達成は、党勢の「3割増」への展望をひらくとともに、総選挙に勝利する最大の準備となります。

 党創立98周年を迎える7月、すべての支部、すべての党員が立ちあがり、「特別月間」成功の道をなんとしてもきりひらこうではありませんか。


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