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2020年6月7日(日)

横田滋さん死去

哀悼の声次つぎ

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの父で、救出運動の象徴的存在だった滋さんの死を悼む声が、関係者から相次いでいます。

 拉致被害者家族会代表で田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さんは5日夕、テレビのインタビューで「長い間家族を取り戻すため活動した仲間がいなくなるのは非常に残念」とのべるとともに、「何もしないで放っておけばこういう状態になるのは当たり前。政府なり担当者がこうなる前にどうしたらいいか、解決に向け考えてほしい」と語りました。

 拉致被害者の蓮池薫さん、祐木子さん夫妻は、滋さんの妻早紀江さんへのいたわりの言葉とともに、日本政府に対し「ありきたりの言葉ですまさないでいただきたい。直接解決に向かう大胆な方策を、リスクを負ってでも実践していく姿勢を見せて」と求めました。

 拉致被害者の地村保志さん、富貴恵さん夫妻も「めぐみさんとの再会がかなわず、本当に残念でなりません。ご家族は高齢化し、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません」と話します。

 拉致被害者の曽我ひとみさんは、「一報をもらった時は、一瞬頭の中が真っ白になり、今は何も考えられません。ただご冥福をお祈りするばかりです」と衝撃の大きさを語っています。


志位委員長が追悼

 横田滋さんの死去にあたって、日本共産党の志位和夫委員長は5日夜、ツイッターで次のように追悼のコメントをしました。

 横田滋さんの訃報に接し、深い哀悼を申し上げます。「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」に、横田さんご夫妻の招待で伺い、滋さんが撮影された約70点の写真を拝見したことを思い出します。めぐみさんへの深い愛情が伝わってくる写真展でした。問題解決のために引き続き力を尽くします。


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