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2020年5月31日(日)

信号機撤去は見直せ

塩川氏 設置に予算措置を

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(写真)質問する塩川鉄也議員=29日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は29日の衆院内閣委員会で、信号機撤去計画の見直しと、信号機設置に必要な予算措置を求めました。

 警察庁は信号機設置指針と信号機合理化等計画(2019~23年度)を策定し、老朽信号機の更新費用を抑制しています。これに基づき都道府県警察が撤去が妥当と判断した信号機が2883機あります。(19年末時点)

 塩川氏は、広島市や滋賀県高島市では小学校通学路の信号機が撤去対象となり、保護者や党市議らの住民運動で撤去を見直させたと指摘。歩行者優先の原則が順守されず、信号機なしでは安全に横断できない現状があるとして、「通学路の信号撤去はやめるべきだ」と迫りました。武田良太国家公安委員長は、地域住民の理解を得ることが重要だと述べ「十分に周知が図られるべき」と答えました。

 また塩川氏は、撤去計画そのものが住民に知らされていないと批判。警察庁の北村博文交通局長は周知不足の指摘に反省しなければならないと述べ、自治会や学校を通じて住民や保護者らに説明するなどの手だてを尽くすと答えました。

 塩川氏は、信号機設置指針が撤去を進め、新設を抑制する障害ともなっていると批判し、「指針の見直しと予算確保が必要だ」と強調しました。


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