2020年5月9日(土)
オスプレイ コロナ禍でも陸揚げ
山口 米軍岩国基地
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陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に「暫定配備」される自衛隊初の輸送機V22オスプレイ(17機)の最初の2機が8日、米軍岩国基地(山口県岩国市)に陸揚げされました。同基地で米側が整備や試験飛行などを行う予定で、木更津駐屯地に向かう時期は確定していません。
米本土からオスプレイ2機を積んできた輸送船グリーンリッジは8日午前8時ころ、大きな船体で波を立てながら岩国基地の港に入港。午後3時すぎ、陸揚げされた2機がけん引されていきました。
輸送船が見える堤防では早朝、市民ら約20人が監視し、「国民がコロナで苦しんでいるときに、日本政府は私たちの不安に寄り添わず、無駄遣いをしている」「コロナ騒動の中、火事場泥棒のようにオスプレイを持ち込んだ」などと抗議しました。監視は岩国基地の機能強化に反対し、「愛宕山見守りの集い」に参加する有志が呼びかけ。岡村寛代表や、陸揚げの中止を国に申し入れていた「住民投票を力にする会」の松田一志代表(日本共産党衆院山口2区予定候補)らが反対の声を大きく広げていこうと訴えました。