2020年4月18日(土)
辺野古 作業員が感染 工事中断
デニー知事 中止を要求
防衛省沖縄防衛局は、同県名護市辺野古の米軍新基地建設の工事関係者が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにし、１７日の工事を中断しました。
同県の玉城デニー知事は同日朝、菅義偉官房長官に電話し、改めて工事の中止を求めました。県庁で記者団に語りました。知事は、「ウイルスがまん延している状況では現場の混乱も想定される」と指摘。菅氏からは、現場に確認する旨の返答があったといいます。
沖縄防衛局によると、感染が確認されたのは、海上工事関連の受注業者の従事者１人。この従事者は、のちに感染が確認された知人と勤務外で行動を共にしていました。この従事者と同じ建物で勤務していた濃厚接触の可能性のある人については、自宅待機の措置を取っているといいます。防衛局は、状況整理を行うため、新基地建設現場の工事をいったん中断しましたが、１８日以降については「未定」と述べるにとどまりました。
