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2020年4月16日(木)

退職拒否 賃金補償せよ

ロイヤル社 自交総連が要求

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(写真)雇用を守ろうと話し合う自交総連のタクシー運転者たち=15日、東京都目黒区

 新型コロナウイルスの影響を口実に、600人に退職を迫っているタクシー会社ロイヤルリムジングループ(東京都江東区)は15日までに、雇用調整助成金を活用して雇用維持する労働組合の要求に対して、拒否する回答を示しました。傘下の目黒自動車交通(目黒区)にある自交総連・目黒自動車交通労働組合(全労連)は緊急会議を開き、退職を拒否して賃金補償を求めてたたかうことを決めました。

 早田謙次副委員長は、「会社は解雇通知をしていない。退職合意書にサインしなければ、雇用された状態にある。会社が営業を休止しても、賃金を補償しなければならない」と強調。雇調金や、タクシー休車を支援する「期間限定特例休車制度」を使うよう求めていくと述べました。

 会社は11月の営業再開をめざすとしています。

 労働者のなかには、「解雇」にして賃金30日分の解雇予告手当だけでも出してほしいと求めた人もいましたが、会社は「雇用契約の合意解約をめざす」と拒否。こうした労働者のなかでも自主退職を受け入れず裁判をしようとする人たちがいます。

 自交総連には、ロイヤルリムジングループの別会社で働く労働者から問い合わせがあり、一緒にたたかおうと呼びかけています。


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