2020年4月12日(日)
緊急事態条項許さぬ
藤野氏 改憲の動きを批判
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日本共産党の藤野保史議員は10日の衆院法務委員会で、新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言」を、改憲による「緊急事態条項」創設に結びつける動きは絶対に許されないと主張しました。
藤野氏は、「民主政治の根本原則を尊重して現行憲法はむしろ積極的に緊急事態条項を設けなかった」と強調。戦前の人権制限の痛苦の反省からも、あえて同「条項」を設けなかったのだと指摘しました。その上で、「憲法の趣旨から、『緊急事態宣言』の下でも、国民の権利の不当な制限があってはならない」とただしました。
「所管外」として答弁を避ける森雅子法相に、藤野氏は、外出自粛要請を徹底させるため警察に協力を依頼する動きがあることを、「危険な動きだ」と批判しました。