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2020年4月5日(日)

在日米軍で新型コロナ感染

情報明らかにせよ

赤嶺議員

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=3日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は3日の衆院安全保障委員会で、在日米軍で新型コロナウイルスの感染者が相次いでいることに関し、感染状況の公表を拒否する日米両政府を批判し、情報を明らかにするよう求めました。

 赤嶺氏は、在日米軍基地では多くの日本人従業員が働き、米軍基地外の居住者も増加しているとし、米軍関係者の感染状況は、感染拡大防止に不可欠な情報だと強調。米軍基地ごとの直近の感染状況をただしました。

 外務省の鈴木量博北米局長は、米国防総省が米軍の運用を理由に感染者の総数のみを公表するとの統一の指針を出したとして、公表を拒みました。

 赤嶺氏は、「日本における感染症対策は、米軍基地であれ日本政府が責任を持つべきだ。『指針が出たから明らかにしない』ではブラックボックスになる」と批判。「基地ごとの感染者の発生状況などは、住民の安全に関わる基本的情報だ」と強調しました。

 茂木敏充外相は「米側から情報提供は受けるが、その情報を公開するかという問題だ。公衆衛生上必要な措置をとるにあたって問題ない対応をしたい」などと答弁。

 赤嶺氏は「3月28日に嘉手納基地で感染者が判明した際、行動履歴や濃厚接触者などの公衆衛生上必要な情報がなかったため、沖縄県は詳細な情報提供を求めた」と指摘。沖縄以外の在日米軍基地が所在する自治体も詳細情報を求めているとして、迅速な情報提供と公表を強く求めました。


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