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2020年4月4日(土)

日本の検査、独の17分の1

「パンデミック対応に不可欠」

英グループ分析

 英オックスフォード大学の研究者らでつくるグループ「Our World in Data(データで見る世界)」は、新型コロナウイルスについて、世界保健機関(WHO)や各国政府が発表したデータを分析して公開しています。3月20日までの集計で、人口100万人あたりで見た各国の検査件数を比較すると、日本は117人にとどまり、ドイツ(2023人)の17分の1にしかなりません。

 韓国は6148人、オーストラリアは4473人などとなっています。日本の検査件数は極端に少なくなっています。

 厚生労働省の今月1日の発表によると、2月18日~3月30日に日本国内で行ったPCR検査は約5万6700件。一方、ドイツでは3月15日の時点ですでに16万7000件に達していました(英オックスフォード大のグループの集計)。

 同グループは「検査はパンデミック(世界的大流行)へ適切に対応するために不可欠だ。検査によって病気の広がりを認識し、その速度を緩めるために根拠に基づいた対策をとることができる」と指摘しています。

グラフ:100万人あたりの検査数(3月20日までの集計)

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