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2020年4月4日(土)

きょうの潮流

 おもしろい、元気が出る、ありがとう。感謝とともに子どもたちからこんな声が返っています。日本サッカー協会が配信しているプロ選手の動画を見て▼「いま、スポーツにできること」を掲げ、先月の中旬から開始した無料公開は来月10日まで延長することに。自宅や狭い場所でも楽しく体を動かす方法やトレーニングのやり方、選手からの力強いメッセージを伝えています▼スポーツに限らず、こうした呼びかけは各分野からも。休校や活動の制限で沈みがちな子どもたちを励ましています。日常が一変するなか、ネット上のつながりをはじめ、支えあい、心を温めあう姿はあちこちで▼地域では日ごろのネットワークを生かし、お年寄りの買い物を代行したり、声をかけあったり。一日に一度は子や孫が電話をかけるという家庭も。家で過ごす長い時間を利用し、いままで手がつかなかったことに挑戦するとの前向きな発想や工夫も聞こえてきます▼海外でも、イタリアはベランダで楽器を奏でたり、歌をうたいあったり。イギリスや米ニューヨークでは子どもたちが描いた鮮やかな虹の絵が住宅や店の窓を飾っています。直面する孤独や不安を少しでも和らげようと▼先の動画配信。きのうは欧州でプレーする選手が呼びかけました。こんなときだからこそ、思いやりの心をもとう。みんなで力をあわせよう―。引き離されながらも連帯する姿。そこに寄り添い、生きる希望を時をおかずにとどけるのが政府の役割なのに。マスク2枚とは…。


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