日本共産党

2003年11月27日(木)「しんぶん赤旗」

都の政治資金収支報告

公明前都議が代表の団体

帝京大元総長から150万円

寄付金で総長辞任


 公明党の前東京都議が代表を務める政治団体が、帝京大学の入試をめぐる事前寄付金問題で辞任した冲永荘一元総長から、百五十万円の政治献金を受けていたことが、二十六日公表された東京都選挙管理委員会の二〇〇二年分政治資金収支報告書で分かりました。

 献金を受けていたのは、同党の白井常信前都議が代表を務める政治団体「TOKYO政治経済同友会」(八王子市)。同会の同年の収入は百五十万円で、冲永氏からの献金が唯一の収入でした。

 冲永元総長は、同大学が入学手続き前に受験生から総額二十四億円の寄付金を集めていたことが問題となり、昨年九月、総長を辞任。同大学グループと冲永氏は、同大医学部入学「口利き」問題で厚生労働副大臣を辞任(昨年七月)した宮路和明衆院議員をはじめ、自民党などの国会議員(元議員を含む)十人以上に多額の政治献金をしていました。同大学は、本部が東京・板橋区にありますが、大学の一部や短大などは東京・八王子市にあります。


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