日本共産党

2003年11月12日(水)「しんぶん赤旗」

「政治家はみんな不正を」という人がいるが…?


 〈問い〉 「何党でも、政治家はみんな不正している」という人に、日本共産党は違うことを、どう説明したら分かってもらえるでしょうか。(神奈川・一読者)

 〈答え〉 日本共産党を除く与野党国会議員に未公開株が譲渡された一九八〇年代のリクルート事件以来、何度も「政治改革」が叫ばれてきました。しかし最近でも、領土問題まで利権にした鈴木宗男事件など、金権腐敗は絶えません。「どの党も同じ」と悲観的になるのも無理ない現実があります。

 金権腐敗事件にみられるのは財界・大企業の利益のために金で政治がゆがめられる、政財官の癒着の構図です。けれども日本共産党は、見返りを期待した「わいろ」にほかならない企業・団体献金や、国民の思想・信条の自由を踏みにじる政党助成金はいっさい受け取らない政党です。利権政治の入る余地はなく、汚れた政治とは無縁です。

 これは一九二二年の党創立以来、「国民が主人公」を立党の精神にしていることに根ざしています。今回の総選挙で財界は政治献金を行うための「優先政策事項」をまとめ、これにもとづき各党を“採点”しました。自民、民主などは財界にすりよって「優先政策事項」を自分たちの「政権公約」に反映させ、「非常に良い」などの評価を得ました。日本共産党は、財界の政治介入を批判し、政策も国民の利益を最優先しています。このことは、日本共産党の政策が「相いれない」などと、財界の献金の対象にならなかったことからも裏づけられています。

 日本共産党は、ときどきの支配者ではなく、国民多数によって歴史が切り開かれることを確信しています。日本共産党に入党している一人ひとりの党員も、この立場から、自分の生き方と社会進歩を結びつけ、国民とともに歴史を前進させようと活動しています。日本共産党の財政が、もっぱら党費、個人献金、機関紙誌の事業収入などで支えられているのも、国民に根ざした活動と不可分のもので、ここに日本共産党が清潔であるゆえんがあります。

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 〔2003・11・12(水)〕


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