日本共産党

2003年10月20日(月)「しんぶん赤旗」

選挙の断面

自民・公明の選挙協力

「票欲しさ」「看板欲しさ」


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街頭宣伝でも公明党を隠した太田氏の垂れ幕=17日、東京都北区・JR赤羽駅前

 自民党と公明党の選挙協力がすすんでいます。十六日には、公明党が自民党の小選挙区公認候補九十八人の推薦を決定。安倍晋三・自民党幹事長は「連立の信義が問われている」(十七日、東京・赤羽駅前)と力をこめ、公明党候補を応援しますが、その実態は…。

公明党から力を借りて

 安倍氏は、衆院解散の翌日に兵庫県入りして赤羽一嘉・二区候補を、十六日には太田昭宏・同幹事長代行を応援するなど、自民党候補より先に公明党の重点候補のてこ入れに入る熱の入れようです。十八日には、小泉純一郎首相が突然、埼玉六区の公明党候補の応援に駆けつけました。

 ここまで力をいれるのはなぜか――。小選挙区の東京十二区から比例代表に回って、太田氏にゆずった自民党の八代英太・東京都連会長は「東京全体を公明党の力を借りて自民党が勝たなければならない」(十七日、東京・赤羽駅前)と力説しました。「四十二人いる東京の衆院議員のなかで、自民党はわずか十二人しかいない」(八代氏)状況を変えるには、公明党の協力が不可欠というわけです。

 公明党の第一次推薦からもれた山崎拓・自民党副総裁は冬柴氏の支援に駆けつけました。マスコミも「公明党・創価学会の支援を取り付けたい思惑」(「朝日」十七日付)「公明党票を頼りにする自民党候補は少なくない」(「読売」十八日付)と指摘しています。

自民党のポスター?

 「八代先生にも自民党にも深いご理解をいただき、与党統一候補という晴れがましい自分の出発ができました」。公明党の太田氏は、東京・赤羽駅前の演説(十七日)で「与党統一候補」を連発。「公明党」の名前にふれたのは、「自民党、公明党、保守新党の三党で…」と与党を並列に並べたときだけでした。

 太田氏は、ポスターも小泉、安倍両氏との連名、「公明党」の表示は隅っこに追いやられ、「一見、自民党のポスターのようだ」(「読売」同前)といわれるほど。ビラでも小泉、安倍両氏と握手している写真を大きくだして「連立与党の要」「自民党推薦決定!」と大見出しで押し出しています。

 小選挙区で浮上するために、「小泉、安倍」という看板をとことん利用しようという戦略です。

 自民党の支持基盤の崩れを公明党が補い、悪政の継続をはかる自公の選挙協力。「票欲しさ」「看板欲しさ」の思惑も露骨です。


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