2003年6月11日(水)「しんぶん赤旗」
国立大学協会(会長・長尾真京都大学総長)の定期総会が十日、二日間の日程で東京で始まりました。
国立大学法人化への見解表明(当初十一日予定)について長尾会長は会議冒頭、「国会審議の最中でもあり、近々文部科学省が招集する全国学長会議の日の午前に臨時総会を開き審議する。本総会ではそれにむけた総括的議論にとどめる」とのべました。
総会には、五十四国立大学二百五十一人の教員が署名した意見書が提出されました。法人法案の問題点を明らかにすることなど四項目と、正副会長の辞任を求めています。
総会は新会長に佐々木毅東京大総長、副会長に石弘光一橋大学長と梶山千里九州大学長を選出しました。