日本共産党

2003年5月25日(日)「しんぶん赤旗」

急速に広がる運動

国立大学法人法案廃案へ集会


 全大教(全国大学高専教職員組合)関東甲信越、都大教、東京地評、東京私大教連など十一団体が、二十一日、明治大学で「国立大学法人法案の廃案を求める東京集会」を開き、大学関係者ら七十人が参加しました。

 千葉大学教授の伊藤谷生氏が「法案の廃案をめざす後半の闘い」と題して国会情勢を報告。保守新党の代表が、「百年に一度の大失敗」との危ぐをもつなど、与党内部でも疑問がひろがるほど衆院段階の国会論戦では相手を追いつめたと指摘。批判的な教授会決議があいつぐなど、国会外の運動もひろがっており、審議は参議院にうつるが、「新しい局面を開く可能性はある」と強調しました。

 「三月の集会に参加して、ひどい法案だと思った。借金覚悟で始めたが、二回の意見広告に必要な金額は集まった」(法案に反対する意見広告の会)、「文化人や一般市民も含め約四千八百人に賛同がひろがった。次は、教育基本法改悪と法人法案に反対するアピールを準備している」(大学改革を考えるアピールの会)など、各団体の取り組みが急速に広がっていることが報告されました。

 東京大学理学部の谷川勝至氏が、廃案めざして、国会傍聴や宣伝行動、六月六日の東大安田講堂でのシンポジウムの成功などをよびかけました。


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