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2020年3月21日(土)

小中生に食事代補助

一律休校応じた群馬・草津町

1日500円で実施 保護者「助かる」

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(写真)子育て中の住民と対話する日本共産党の有坂太宏町議=17日、群馬県草津町

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐとして安倍晋三首相が全国の小中高校と特別支援学校に要請した一律休校。群馬県草津町(人口約6300人)では、臨時休校中の全ての小中学生を対象に食事代の補助を行い、児童・生徒の保護者に喜ばれています。

 草津町には町立の小学校と中学校が1校ずつあり、政府の要請を受けて2日から臨時休校を実施しています。

 食事代の補助は、給食代替支援事業として約300万円の予算で実現。補助額は児童・生徒1人あたり1日500円です。休校になった日数分をまとめて保護者に手渡します。中学3年は5千円、小学6年は8千円、それ以外の学年は9千円としています。

 同町の吉田秀男教育長は「学校給食は2017年度から無料で提供しています。休校中は給食がないので、各家庭の過分な負担を軽減する観点から食事代の補助を実施しています」と説明します。

 町内で小学4年の息子と1年の娘を育てる女性(42)は、2人分の食事代(1万8千円)を学校で受け取りました。「子どもたちの昼食は作り置きしたりコンビニで買ったりしているので、手間もかかります。食事代の補助はとても助かる」と安心した様子です。

 日本共産党の有坂太宏(たかひろ)町議は「自営業や共働きの家庭も多いので、町が迅速に対応できたことはよかったです。今後も保護者の声を聞いて必要な支援を求めていきたい」と述べています。


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