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2020年3月19日(木)

性犯罪被害者ら “不同意”処罰の法改正を

森法相「重みある声、全力で」

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(写真)森雅子法相(左から3人目)に要望書を手渡す「刑法改正市民プロジェクト」のメンバーら=17日、法務省内

 性犯罪被害当事者や支援者ら12団体でつくる「刑法改正市民プロジェクト」は17日、刑法の付則が定めた見直し時期に合わせて、森雅子法相に性犯罪規定の改正に向けた検討会や審議会を設置し、検討項目に不同意性交に関する規定の創設を加えることなどを求める要望書を提出しました。

 要望書では、刑法改正における審議の委員に性被害当事者、ならびに性暴力被害の現場で支援に携わる人を複数名入れることを強調しています。検討項目では他に▽公訴時効の撤廃または停止▽配偶者間における強姦(ごうかん)罪の成立▽性交同意年齢の引き上げ▽地位・関係性を利用した性的行為に関する規定の創設―などを求めています。

 また、実態を踏まえ、新たに検討を求める事項として▽盗撮ならびに私事性的画像記録の提供等に関する構成要件の創設▽2人以上の者による性犯罪に関する規定の創設―なども求めました。

 要望書を受け取った森法相は「声をあげられない方も多い中で皆さまの声には本当に重みがある。要望を形にするために全力で頑張っていく」と述べました。

 要望書とともに、性犯罪における法改正を求めるオンライン署名も提出しました。


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