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2020年3月14日(土)

コロナ対策 生活への影響最小に

沖縄県 補正100億円超提案へ

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(写真)県議会全会派による要請書を受け取るデニー知事(中央)。左から2人目は、とぐち団長=13日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は13日、県庁での定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策として2019年度分で2億円規模、20年度分で100億円を超える規模の補正予算案を、開会中の県議会に追加提案する考えを示しました。

 19年度分は個人向け緊急小口資金貸付など、国が発表した緊急対応策の第2弾実施に要する経費。20年度分は県中小企業セーフティーネット資金による金融支援や感染症対策、国の雇用調整助成金の上乗せ助成、学校給食用の食材活用に関する対策などです。18日に追加提案の予定です。

 デニー知事は「全庁挙げて感染拡大防止に努め、県民生活や事業者の経済活動への影響が最小限となるよう全力で取り組む」と述べました。

 デニー知事は、すでに決定した県主催イベント開催への対応の一部見直しを発表。先月20日以降、県内で新たな感染者が確認されていないことから、開催場所や期間など留意事項を踏まえてイベント等を実施する場合、必要な対策を講じることを条件に開催を判断するとしました。

 13日、県議会全会派の代表がデニー知事に(1)感染症対策の早期実施(2)問い合わせ窓口設置と周知徹底(3)大胆な予算措置の早急な決定・実施―を要請。「4月に入って必要なら臨時議会を躊躇(ちゅうちょ)なく開き、さらに大胆な手を打つとの決意を県民に発信してほしい」(とぐち修・日本共産党県議団長)などと述べました。


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