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2020年2月23日(日)

自民、改憲前面に運動方針

憲法審での議論開始主張

 自民党の2020年の運動方針案が22日までに明らかになりました。同総務会が21日に了承。構成で改憲の項目を新設して前面に押し出し、改憲の国会発議に向けて、早期の衆参の憲法審査会での改憲論議の開始を訴えています。

 方針案は(1)前文(2)改憲(3)重点政策(4)党活動―との構成。昨年の前文、党活動、重点政策という構成から、本文冒頭に改憲項目を立てて強調しています。前文では改憲に触れて、「国民的議論を前進させていく」と表明しました。

 本文の改憲項目では、改憲の「国民が判断する材料を示すことは政治の責務」だとして、同党が安倍晋三首相提案の「自衛隊明記」の9条改憲を含めた改憲4項目を取りまとめたと紹介。そのうえで「早期に衆参の憲法審査会の場における各党各会派の枠を超えた議論は、実施されるべきである」と訴え、「わが党は、各党各会派からの意見・提案があれば真剣に検討するなど幅広い合意形成を図りつつ、憲法改正原案の国会発議に向けた環境を整えるべく力を尽くす」と述べました。

 また「憲法改正に向けた国民的議論を前進させるため、党を挙げて活動を展開していく」と表明。憲法改正推進本部に「遊説・組織委員会」を設置し、全国各地で「憲法改正研修会」を開催すると述べました。女性向けパンフレットや街頭宣伝、広報本部が作製したポスターの全国展開やインターネット動画を活用すると述べました。

 3月8日に予定されていた自民党大会は、新型肺炎問題などを受け、延期されました。


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