しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年2月21日(金)

新宿駅前 「赤旗」緊急街頭宣伝

 19日、東京・新宿駅西口前で行われた「赤旗」緊急街頭宣伝での田村智子副委員長・参院議員と赤嶺政賢衆院議員の訴え(要旨)を紹介します。


全ての始まり「赤旗」から

田村智子副委員長の訴え

写真

(写真)田村智子副委員長

 「桜を見る会」の問題では安倍総理のウソが明らかになりました。ANAインターコンチネンタルホテルで、安倍総理は「桜を見る会」の前夜祭をやりましたが、ホテル側は「(主催者に)明細書を出さないパーティー、宴会をやったことはございません」との回答を示しました。今日の「赤旗」は特集で報道しています。

 「桜を見る会」の私の国会質問が大きく注目され、きょうも米国の学者・研究者が国会を訪れて「この問題をなぜ取り上げたのか、『しんぶん赤旗』の記者とどういう連携を取っているかインタビューさせてほしい」といわれ、1時間お話ししてきました。

 なぜ質問したのか。昨年10月13日の「赤旗」日曜版で、(山口県)下関市で安倍氏の後援会員を「桜を見る会」に大量に招待していたとの報道を読み、大問題だと受け止めたからです。全てはこの記事から始まったのです。

 「赤旗」記者が安倍総理の地元で取材する、事実を突き止める、このジャーナリスト魂がなければ明らかにならなかった。

 自民党総裁選でも安倍総理は「桜を見る会」を利用しました。総裁選挙の年、18年に自民党地方議員を大量に招待したことについて、「赤旗」は独自に全国的な調査をし、わかっただけでも自民党都道府県議の1割が参加していた、しかも自民党の研修会をセットで行っていたことも取材して報道しました。

 私の予算委員会での質問は、記者から取材内容を聞いて、それを安倍総理に次々と示していく、事実を投げ続けるという質問をやったわけです。

 「赤旗」と組をつくっての私の国会質問というのは、「桜を見る会」だけではありません。企業主導型保育というのをご存じでしょうか。株式会社が保育事業にもうけのために参入し、補助金をだまし取る詐欺事件まで起きました。それに秋元司衆院議員が関わっていたということを「赤旗」がスクープし、昨年10月に国会で質問しました。

 このときも「赤旗」の取材力を感じました。ある保育園では、詐欺を働いた会社が勝手に倒産し、保育士の給与も払わなくなる、それでも保育士さんたちが一生懸命保育を続けていました。赤旗記者は、現場まで何度も足を運び、保育園の方々との信頼関係が生まれて、私のところにも相談という形になりました。政府に保育の継続ができるようになんとかしてというSOSが届いたのです。そして保育を継続できるように行政を動かすことになりました。

 「赤旗」は安倍政権を倒す野党の連携、野党のみなさんの頑張りも毎日報道しています。共闘の輪を広げる力も「赤旗」です。ぜひ多くの方にお読みいただき、安倍政権を倒す声と共闘の輪を広げてください。心からお願いします。

「沖縄の本当の怒り」報道

赤嶺政賢衆院議員の訴え

写真

(写真)赤嶺政賢衆院議員

 私は、那覇市を中心とする衆院沖縄1区の選挙で、日本共産党の公認候補として国会に送り出してもらいました。ここでは「オール沖縄」が心を一つに国会に送り出したいと保守の方々も応援してくれました。

 沖縄で辺野古新基地建設に反対する世論が大きく盛り上がっています。日本共産党の「しんぶん赤旗」はこの問題でも、政府の隠ぺいを厳しく追及しています。軟弱地盤が90メートルの深さまで広がっていることを防衛省はデータを隠していました。それを見つけたのが「赤旗」日曜版の記者です。

 1万ページの資料を読み解き、辺野古の新基地の滑走路をつくる場所は深さ90メートル深くまで軟弱地盤になっている。政府の説明より3分の1も軟らかいと報じました。

 河野防衛大臣はデータの存在を認めながら「簡単な検査で得られた数字で、地盤の強度を計る力学試験ではない」と言い出し、土木工事に携わる人たちから「防衛大臣はうそをついている」と私の事務所に多くのメールが届いています。他の新聞社も取り上げ、河野氏が虚偽答弁をしたのではと追及が始まりました。

 もうひとつ大事なことは米軍と日本政府が危険な普天間基地の代わりの基地を引き受けろと迫り、代わりの基地をつくらなければ普天間は返還しないと言っていることです。「赤旗」日曜版は、ここに沖縄の人の本当の怒りがあると報道してきました。

 沖縄の基地問題はアメリカと日本が結んでいる安保条約の土台を揺るがす問題です。基地のない平和な沖縄をめざして団結して頑張っている沖縄県民の運動を励ますためにも、「赤旗」日曜版、日刊紙をお読みください、心からお願いします。


pageup