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2020年2月15日(土)

「反対民意揺るがない」

辺野古県民投票1年 デニー知事が会見

 沖縄県の玉城デニー知事は14日の県庁での定例記者会見で、同県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立て工事に7割超の反対の民意を明確に示した県民投票(昨年2月24日)から、まもなく1年がたつことについて問われました。デニー知事は、県民の反対の民意は「いささかも揺らいでいない」と強調しました。

 デニー知事は、過去1年間を振り返り、昨年の衆院沖縄3区補選や参院沖縄選挙区などで反対の民意が繰り返し示されていることを紹介。「(民意に)応じようとしない(日本)政府の姿勢には、非常に強い憤りを禁じ得ない」と語りました。

 工事の長期化と予算の肥大化、従来の説明を大きく下回る軟弱地盤の強度データの隠ぺいなど深刻な問題点を指摘し、デニー知事は「工事の進捗(しんちょく)は見通せないはずなのに政府は、なりふり構わず強引に物事を推し進めている」と批判しました。

 デニー知事は、安倍政権の工事強行の姿勢について「沖縄だけの問題ではなく、この国の民主主義のあり方そのものが問われる根本的な問題だ」と改めて述べ「全国の皆さんには、民主主義の根幹について、自分ごととして考えていただきたい」と訴えました。


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