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2020年2月7日(金)

麻生暴言 擁護の閣議決定

「一つの民族」 アイヌ新法否定

 安倍内閣はこのほど麻生太郎副総理が福岡県での会合で「(日本は)一つの民族」などと述べた問題(1月13日)で、「同大臣なりの言葉で表現したもの」との答弁書を閣議決定しました。麻生氏の暴言に対して「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(アイヌ新法、昨年5月施行)の立法趣旨を真っ向から否定する発言であり、許されない」とした立憲民主党の桜井周衆院議員の質問にまともに答えず、事実上の発言擁護です。

 答弁書で「(麻生氏の)発言は、他の国々と比べて民族、言語、文化が長い間比較的にまとまった形で継続してきたという日本の特徴を、麻生国務大臣が同大臣なりの言葉で表現したものであると承知している」と述べています。

 麻生氏は同14日の記者会見で「誤解が生じているなら訂正する」などと述べましたが、訂正の内容などは示していません。


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