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2020年1月29日(水)

畜産地上空 我が物顔

オスプレイに住民抗議 宮崎

陸自霧島演習場

写真

(写真)霧島演習場に着陸するオスプレイ=28日午後3時10分、宮崎県えびの市

 陸上自衛隊霧島演習場(宮崎県えびの市、鹿児島県湧水町)で行われている日米共同訓練で28日、米軍機オスプレイが初めて飛来し、連日監視活動をしている人たちが抗議の声を上げました。

 午後2時25分、2機のオスプレイが出現し畜産が盛んな地域を旋回、演習場内に着陸しました。2機は10分後に離陸し、飛び立ちました。市職員の現地での騒音測定によると、73・8デシベル(高速走行中の自動車内)を観測しました。

 「自分の目で見るのは初めて」と、えびの市で監視した都城市の女性(72)。宮崎市の男性(82)は「日本に来て脅かすのはいかん。軍事費を削って教育などに使ってほしい」と語りました。

 同3時40分までにオスプレイ2機が5回の離着陸を行いました。

 宮崎県平和委員会の藤田元義事務局長は「今後こんな訓練が自衛隊基地で行われる危険を県民に知らせていく運動をしたい」と話しました。

 日本共産党の西原政文えびの市議は「演習場付近の牛・豚・鶏の畜産業者の被害状況を聞き取りたい」と話しました。

 27日には来住一人、前屋敷恵美の両宮崎県議、平良行雄鹿児島県議、地方議員、平和運動団体のメンバーなど25人が、暴風雨の中、演習場周辺で監視しました。


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