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2020年1月28日(火)

小池書記局長が会見

 日本共産党の小池晃書記局長は27日の国会内での記者会見で、京都市長選(2月2日投票)の情勢や新型コロナウイルスへの対応、党国会議員団の新体制について語りました。

京都市長選――反共広告は言語道断

 小池氏は、京都市長選で現職の門川大作候補を担ぐ「未来の京都をつくる会」が「共産党の市長は『NO』」などとする新聞広告を各紙に掲載したことについて問われ、「中身のない古色蒼然(そうぜん)たる一方的なレッテル貼りで言語道断だ」と批判しました。

 小池氏は、「つなぐ京都2020」の弁護士の福山和人候補の豊かで具体的な政策に門川陣営が反論できず、レッテル貼りしかできなくなっていると指摘しました。その上で、「広範な市民がこんな反共攻撃は許せないと声をあげている。多くの市民と力を合わせ、卑劣な攻撃をはね返して勝利したい」と述べました。

新型ウイルス 政府は総力あげた対応を

 また小池氏は、新型コロナウイルスによる肺炎患者拡大に関する政府の対応について問われ、「非常に重大な問題だ。政府には、総力をあげた対応を求めたい」とし、「水際検疫体制や専門医療機関、保健所などの体制の緊急的な強化を求める。一般医療機関に対しても、国民に対しても、正確でわかりやすい情報提供が必要だ」と指摘しました。

 中国・武漢市に在留する日本人の緊急帰国対応に関連して「感染国から帰国した邦人に調査や予防措置などをとる場合は、十分に人権に配慮して行われるべきだ」と述べました。

 また、特定感染症の指定医療機関が全国で4医療機関10床、第1種感染症の指定医療機関が55医療機関103床しかないことを指摘し、「感染症病床が減少している。感染が急速に広がった場合の医療体制の充実を緊急に行うとともに、長期的視野でも医療体制の充実へ、しっかり取り組む必要がある」と強調しました。

 さらに、「中国からの旅行者減少に対して、観光業者などへの経済支援も必要になる」と述べました。

総会会長と両院の議員団長に女性は初

 小池氏は党国会議員団の体制について、紙智子参議院議員が国会議員団総会会長(参議院議員団団長)に、高橋千鶴子衆議院議員が衆議院議員団団長につくことを紹介しました。小池氏は記者団から問われ、女性の国会議員団総会長は、2009年まで石井郁子衆議院議員が務めて以来、約10年ぶりだと語り、国会議員団総会会長と両院の議員団長を女性が務めるのは党の歴史上初めてだと話しました。

 その理由について小池氏は「第28回党大会で、女性幹部を増やし、党機関での意思決定の場に女性の参加を高めることを決定したこともふまえたものだ」と話しました。


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