2020年1月15日(水)
第28回大会 共闘する野党・会派などからあいさつ
碧水会代表 嘉田由紀子さん
政権交代のうねり 地方から
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みなさん、こんにちは。本日、このような伝統ある大会にお招きいただきまして、心から感謝申し上げます。
昨年7月の参院選で野党統一候補が全国32の1人区のうち10選挙区で勝たせていただきました。そのうちの一人がわたくし、滋賀県選挙区の嘉田由紀子でございます。ありがとうございました。
共産党は、たいへん若い候補者がおられながら、自主的に降りていただいて、かわりに鳩の平和のシンボルバッジをいただいて、ともにたたかわせていただきました。その激戦を勝ち抜いた10人のうち5人が女性でした。私と愛媛の永江孝子さんとで碧水(へきすい)会をつくらせていただきました。
国会に初めて行かせていただいて、ここまで法治国家としての足元が崩れているのかと。三権分立が守られていない。安倍政権のひどさを目の当たりにして、大変驚いております。
そのなかでも「桜を見る会」の田村智子さん(参院議員)の安倍さんを目の前にした追及はすばらしい。エビデンス(証拠)をきちんと積み上げ、わかりやすいことばでバシッと追及する。そしてパッション、情熱です。
「小異を捨てて大同につく」という言葉がありますが、私は2006年の知事選挙のとき、「小異は捨てなくてよろしい」といいました。みんな多様なんです。でも無駄遣いのもったいない県政を止めたいという目的のために、みなさんのお力をいただいた。「小異は生かして大同をつくる」。この方向こそが、志位委員長がおっしゃっておられる「多様性の中の統一」です。
いまこのまま安倍政権を許したら孫子に申し訳ない。立憲主義も、格差社会も、そして平和も脅かす、こういう安倍政権に対して、しっかりと政権交代の枠組みを地域から、みなさんの足元の一人ひとりの地方自治、草の根自治からつくりましょう。その大きな柱は、共産党のみなさんのお力です。なんとしても、ここ1年以内に、政権交代の大きなうねりを地方からあげようではありませんか。