2019年12月30日(月)
青森・弘前 デマンドタクシー20年
戸口まで送迎「安価で便利」
高橋議員が調査
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日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は26日、青森県の弘前市相馬総合支所(旧相馬村)を訪ね、「予約型乗り合いタクシー」(デマンドタクシー)の調査を行いました。安藤晴美、吉俣洋の両県議と千葉浩規市議が参加しました。
旧相馬村では、民間企業が運営している路線バスの維持が困難になる中、1999年から住民と話し合い、予約型乗り合いタクシーの実証実験を経て、運営を開始しています。
応対した市の野呂忠久都市整備部長は、2016年に市地域公共交通網形成計画をつくり、市全体でデマンド交通を広げる取り組みを語り、「電話1本で各家庭の戸口までタクシーが迎えに行き、路線バスとの接続も行われている」と紹介しました。
空白地域と路線バスの代替としてデマンドタクシーを走らせたことで赤字幅は縮小し、「買い物や病院に行くのも安価で便利になった」「路線数が増え、これまでバスが行けなかった路線空白地区でも運行できるようになった」など、住民の声を聞き改善を図ってきた努力を語りました。
調査の中で、高橋氏と話をした乗り合いタクシー運転手は「自家送迎なので、足が悪い人にも喜ばれている。支所に隣接する温泉に行く人も多いですよ」と語りました。