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2019年12月15日(日)

教育無償化は権利

京都で学生らが集会

京都市長予定候補 福山氏も参加

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(写真)集会で、学費・奨学金の問題を中心とした若者支援について話す福山和人弁護士=13日、京都市中京区

 高すぎる学費や、借金になる奨学金、劣悪な働き方の問題の解決を目指して活動するLDA―KYOTO(生きやすい京都をつくる全世代行動)は13日夜、京都市内で「学費ゼロ、奨学金返済ゼロの社会へ」と題して集会を開催しました。

 神戸大学の渡部昭男教授は「権利としての教育無償化」と題し講演。「私たちは、国、京都府、京都市、大学法人、民間の五つの層が協力して、学費の軽減、奨学金や学生ローンの改善、修学支援策、就労支援策を取るべきだと提案している」と語りました。京都労働者福祉協議会ライフサポートセンターの岩井史彦さんは、奨学金返済で苦しんでいる人々からの相談事例や深刻な実態を紹介しました。

 京都産業大学に通う男子学生は「家賃を家族に払ってもらい、生活費は奨学金1カ月4万円で生活する学生もいる。その学生は1日3食は食べられない。こんな実態を可視化して学費を下げ、奨学金制度を何とかしてほしいという世論を広げたい」と話しました。

 1月19日告示、2月2日投票の京都市長選に立候補を表明した福山和人弁護士も参加。「学費、奨学金の問題を中心とした若者支援は、私の政策の大きな柱。当選できた暁には給付制の奨学金を京都市でもやっていきたい」と訴えました。


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