2019年11月30日(土)
うたごえ祭典が開幕
京都 平和・未来への思い熱く
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2019年日本のうたごえ祭典・京都が29日、「手をつなごう~未来(あした)へ~」をテーマに京都市内で開幕しました。4会場で合唱発表会とオリジナルコンサートを行い、全国から参加した合唱団が平和と未来への思いを熱く歌い上げました。
ロームシアター京都で開かれた合唱発表会では、戦争の非道を告発し平和を願う歌や圧力に屈せずたたかう人々の歌が歌われました。あいさつに立った轟志保子中央合唱団団長は、「平和を守ることは、地球環境を守り子どもたちの未来を守ること。戦争を絶対に起こさせないという思いを胸に、存分に歌い聞きあう場にしよう」と訴えました。
電電公社(現NTT)解雇闘争でたたかった労働者の歌「合唱組曲『自由なる朝へ』より 早春」(立命館大学「若者」OB合唱団)や、地球とそこに生きるすべての人々への賛歌「地球星歌」(合唱団びわこの風)、「その夏を教えて」(退教互「たんごシワクチャーズ」)などに、参加者は共感の拍手を送りました。
沖縄の「白旗の少女」を歌う、「カンタータ『鳥よ碧(あお)い夏にはばたけ』より あたしは忘れない」(名古屋青年合唱団)では寸劇仕立ての発表に、会場は大きな拍手に包まれました。
祭典は12月1日までおこなわれます。