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2019年11月30日(土)

ヒバクシャ署名飛躍を

NY世界大会・NPT会議へ

日本原水協全国事務局長会議

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(写真)報告する安井事務局長=29日、東京都内

 原水爆禁止日本協議会は29日、東京都内で拡大担当常任理事会・全国事務局長会議を開き、来年4月の世界大会・ニューヨークや、核不拡散条約(NPT)再検討会議への署名提出などに向けて飛躍をつくろうと討論しました。

 報告に立った安井正和事務局長は、市民社会が世界を動かしつつあるとして、人類の生存にとって死活的な課題である気候変動の阻止と核兵器廃絶は世界の市民の願いになっていると指摘しました。

 そのうえで、2020年NPT再検討会議、世界大会ニューヨーク成功に向けて、世界の反核運動と市民社会、とりわけ被爆国日本の運動がその役割を発揮すべき重要な局面を迎えていると強調しました。核保有国5大国は、核兵器禁止条約を「支持も署名もしない」と拒否していると同時に、日本政府は核兵器廃絶に対する妨害者になっていると批判しました。

 市民と野党の共通政策のひとつに禁止条約に署名・批准する政府を求めることを位置づけるために取り組んでいると強調。禁止条約の調印・批准を求める自治体意見書決議が424に広がっているとし、「ヒバクシャ国際署名」を中心に活動の飛躍を呼びかけました。

 高草木博代表理事は、今月ベトナムを訪問し、平和委員会やベトナム枯葉剤被害者協会と「ヒバクシャ国際署名」を推進していくことなどの覚書を交わしたことを報告しました。

 山梨の代表は、教皇の核兵器廃絶のメッセージが大きく影響を与えていると指摘。来日を前に、9月からお寺や、キリスト教会などを訪問し、「核兵器廃絶を教皇は訴えると語ると、“わかっています”」と署名の協力を二つ返事で承諾してくれた経験などを語りました。


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