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2019年11月28日(木)

河井前法相夫妻を告発

上脇教授ら 買収 常習の可能性指摘

 河井克行前法相の妻の河井案里参院議員が今年7月の参院選広島選挙区で初当選した際、同氏の公設秘書と共謀して公職選挙法が禁じる運動員買収をし、選挙運動費用収支報告書に虚偽記載していたとして、上脇博之神戸学院大学教授ら11人が27日、広島地方検察庁に告発しました。同日、大阪市内で記者会見しました。

 選挙カーのアナウンサーの報酬上限は公選法で1日1万5000円とされています。告発状によると、アナウンサー13人に法定金額の2倍にあたる1日3万円を支給。また、この買収を隠すため、「選挙運動に関する収入及び支出の報告書」に、13人に「1人1日3万円」支払っていたにもかかわらず、「1人1日1万5000円」しか支払っていないと虚偽の記載をし、広島県選挙管理委員会に提出していました。アナウンサー側からの領収書を各2枚に分け、その一方を選挙管理委員会への提出用としていました。告発状では、3氏は常習犯である可能性が極めて高いとして、過去の選挙も含め徹底的に捜査を尽くすことを求めています。

 河井氏は、疑惑が週刊誌報道で発覚したのを受け、10月31日、安倍晋三首相に辞表を提出し辞任しました。


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