しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年11月27日(水)

風力発電協議公開を

高橋氏 市民の参加求める

衆院国交委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は13日、衆院国土交通委員会で、風力発電所建設に市民の声を反映する仕組みをつくるべきだと主張しました。

 高橋氏は、再エネ海域利用法に基づいて洋上風力発電の導入促進のために設置される協議会には、「利害関係者」から外された地域住民は参加できず、マスメディア以外は市民の傍聴も認めず、議事録作成も義務付けず、議事要旨しか作成されないと批判。「参加もできなければ内容も公開しない。これでいいのか。今からでも議事録を作成し、市民の傍聴を認めるべきだ」と迫りました。

 資源エネルギー庁の松山泰浩新エネルギー部長は「より多くの方々、より具体的な協議内容に接することが何かできないかを検討していきたい」と述べました。

 高橋氏は、同法には風力発電所建設について「発電事業の実施により、漁業に支障を及ぼさないことが見込まれること」とあると指摘。「改めて広く漁業者の声を確認することが大前提だ」と主張し、水産庁の対応をただしました。

 同庁の吉塚靖浩漁港漁場整備部長は「海洋再生エネルギー発電に対する漁業者の正しい理解が深まるよう、制度にかかわる情報の提供、他地区での事例の紹介などの対応を行っている」と答えました。


pageup